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尾瀬国立公園とは?
福島・新潟・群馬・栃木の4県にまたがる「尾瀬国立公園」は、2,000m級の名峰に囲まれた日本最大級の山岳湿地です。かつては日光国立公園の一部でしたが、その比類なき生態系と美しさから2007年に独立した国立公園として指定されました。長い年月を経て大切に守られてきたその姿は、日本の自然保護の象徴とも言われ、季節ごとに表情を変える湿原、神秘的な池沼、可憐な高山植物が訪れる人々を魅了し続けています。
尾瀬の見所
燧ヶ岳(ひうちがたけ)と尾瀬沼
尾瀬沼の背後にそびえる東北最高峰の「燧ヶ岳」。その雄大な姿が湖面に映る「逆さ燧」は、尾瀬を象徴する絶景の一つです。周辺には、静寂に包まれた原生林と高山植物が広がり、日常を忘れる穏やかな時間を提供してくれます。
尾瀬ヶ原
日本最大級の山岳湿原であり、尾瀬観光のハイライトです。見渡す限りの広大な湿原の中を木道が走り、春のミズバショウ、夏のニッコウキスゲ、秋の草紅葉と、季節ごとに息をのむような美しい色彩の変化を楽しむことができます。
大清水
尾瀬沼への玄関口の一つであり、豊かな森と清流に恵まれたエリアです。ここから三平峠を越えて尾瀬沼へ向かうルートは、ブナの原生林など変化に富んだ山の自然を肌で感じることができ、静かに歩きたい方に人気です。
会津駒ヶ岳
「花の百名山」としても名高く、山頂付近の湿原に咲き乱れるハクサンコザクラの群生は圧巻です。尾瀬ヶ原とはまた異なる、高山ならではの爽快な稜線歩きと、天上の楽園のような風景が登山者を魅了します。
三条ノ滝
尾瀬ヶ原の水が一点に集まり、一気に流れ落ちる落差100mの豪快な滝です。「日本の滝百選」にも選ばれており、特に雪解け時期の迫力は圧巻。尾瀬の穏やかな湿原のイメージとは一味違う、荒々しく力強い自然のエネルギーを感じられます。
尾瀬の植物の見頃
ミズバショウ(5月下旬~6月中旬)
長い冬が明け、雪解け水が湿原を潤す頃、真っ白な仏炎苞(ぶつえんほう)を広げる尾瀬のシンボルです。水辺を好むミズバショウが湿原一面を埋め尽くす光景は、まさに「夏の思い出」の歌そのもの。
見どころ:宿泊して早朝に散策すると、朝霧の中に浮かび上がる幻想的な姿に出会える確率が高まります。
リュウキンカ(5月下旬~6月中旬)
ミズバショウと同時期に、湿地のあちこちでパッと目を引く黄色い花を咲かせます。茎が力強く直立し、金色の花を咲かせることから「立金花」と名付けられました。
見どころ: 白いミズバショウとのコントラストは、この時期だけの贅沢な色彩美です。
ワタスゲ(6月中旬~7月中旬)
花が終わった後、果実を包む毛が大きく広がり、まるで小さな雪玉やタンポポの綿毛のように湿原を白く染め上げます。別名「スズメノケヤリ」とも呼ばれ、風にそよぐ姿は初夏の尾瀬を象徴する風景です。
見どころ: 大群生するエリアでは、新緑の緑とワタスゲの白が織りなすパッチワークのような美しさが楽しめます。
ニッコウキスゲ(7月上旬~8月中旬)
尾瀬の夏を代表する、鮮やかなゼンテイカ(ニッコウキスゲ)。一輪は一日で萎んでしまいますが、次々と新しい蕾が花開くため、約1週間にわたって湿原を黄金色に塗り替えます。
見どころ: 特に大江湿原(尾瀬沼エリア)の群生は圧巻。登山者だけでなく写真愛好家にも絶大な人気を誇ります。
ヒツジグサ(7月上旬~8月下旬)
湿原に点在する池(池塘)の水面に、500円玉ほどの小さな白い花を咲かせます。「未の刻(午後2時頃)」に咲くと言われていますが、実際には朝から夕方まで、水面を鏡のように利用して美しく佇んでいます。
見どころ: 至仏山や燧ヶ岳が水面に映り込む「逆さ富士ならぬ逆さ山」の風景に、可憐なアクセントを添えてくれます。
紅葉(9月中旬~10月中旬)
9月上旬、まずは山頂付近から色が変わり始め、中旬には広大な尾瀬ヶ原が「草紅葉(くさもみじ)」によって黄金色の海へと変わります。その後、樹木が赤や黄色に染まる紅葉へと続き、尾瀬は一年で最もドラマチックなフィナーレを迎えます。
見どころ: 空気が澄み渡る秋は、遠くの山々までくっきりと見渡せます。山小屋に泊まり、夜の星空とセットで楽しむのが通の過ごし方です。
尾瀬のどこを歩くかを決めて計画を立てよう!
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1. ルートを選ぼう
尾瀬の散策は入口出口が様々です。出発地によっても見どころがかわります。マップを参考に歩くルートを決めましょう。
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2. 交通手段を選ぼう
ルートが決まったら早朝から歩き出せる夜行便、午前発の電車、高速バスの交通手段を選びましょう。
【往路】尾瀬夜行23:45プランを見る 【往路】東武特急プランを見る 【往路】高速バス「尾瀬号」プランを見る -
3. 体力やレベルに合わせて計画しよう
スタート時間、到着時間、コースの難易度等を確認して無理のないコースを組みましょう。
初心者でも安心のワンポイントアドバイス
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どんな靴がおすすめ?
(イメージ) 木道は雨や朝露で濡れていると滑りやすいので、スニーカーは不向きです。靴底の硬い登山靴も向いていません。 基本的に軽く、靴底がやわらかく、溝が深いウォーキングシューズ、トレッキングシューズがおすすめです。
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尾瀬で食事はできるの?
尾瀬ではシーズン中、ほとんどの休憩所や山小屋で食事(軽食)がとれますし、飲み物なども容易に手に入ります。 ただし非常用に最低限"水"と、できれば 非常用携行食 (チョコレート)なども用意しましょう。
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歩くときの服装は?
登山には長袖の用意は必須ですが、日中の紫外線防止には効果的なものの、一枚脱いで半そでになったほうが快適な場合もあります。 また、綿の服は汗が乾きにく、体が冷えて体力を消耗してしまうので山歩きには向きません。速乾性の良い衣類がおすすめです。 (ジーパンは濡れると重くなり、渇きにくく不向きです。)帽子は日射病対策や頭部の保護のほか、つばの広い帽子は降雨時にも役に立ちます。 また春先や秋、朝、晩などは防寒の役目も果たしてくれます。
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トイレはあるの?
山小屋や休憩所に有料チップ制のトイレが併設されています。基本的にはトイレットペーパーが備えられています。
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雨天対策は?
天気予報はピンポイントでない場合もあるし、予報ですので当たらないことも。 山の天気は変わりやすいので、雨具は必需品です。ハイキング中はできるだけ両手を自由にできる レインウェアを用意しましょう。上下が分かれたセパレート型で、防水透湿素材(ゴアテックス等)のものがおすすめです(頭からかぶるポンチョタイプは 風に吹き込まれると歩きにくくなります)。ザック(リュックサック)カバーも役に立ちます。折りたたみ傘はハイキング中は不向きです。
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便利なグッズは?
ヘッドランプ(山小屋では消灯後(21時頃)に役立ちます。日中のみ行動の予定の人も万が一のために)、ライター、 ビニール袋、ガムテープ、ウェットティッシュ
クマよけの鈴 ・・・朝夕の薄暗い時間帯を中心に目撃されています。クマよけの鈴等を鳴らすなど、自分の存在を知らせることで、クマの方が避けてくれます。
ホイッスル ・・・道に迷ったときに、救援を求めるため叫び続けるのは体力を消耗します。いざという時のために。
いつ、どのルートで、どこへ行くのか計画を伝えておきましょう。登山の人は万が一のために登山届けを提出しておきましょう。
尾瀬は初心者でも気軽に楽しめる山ですが、万が一に備えて、お客様ご自身で保険をかけられますよう、 おすすめいたします。当社でも扱える国内旅行傷害保険がございます。当社無手配日は特別補償の対象になりませんのでお気を付け下さい。
尾瀬のマナー・気をつけたい注意点
決められた道以外は歩いてはいけません。
湿原はとてもデリケートなので、木道を外れて湿原に立ち入ったり、湿原に三脚を立てたりするのはやめましょう。なお、当然歩行中は禁煙です。
ペットの同伴はゼッタイにいけません!
ペットの同伴は、尾瀬の生態系を脅かす恐れがあります。ペットの鳴声やニオイはクマを刺激し、危険を感じて攻撃してくる可能性もあります。
植物の持ち帰りは法律違反です!
尾瀬は国の「特別天然記念物」に指定されており、植物や昆虫などを採集してはならず、落ちている枝を杖とする事も禁止されています。
ゴミは必ず持ち帰りましょう。
尾瀬にはゴミ箱を設置していません。ゴミは尾瀬の生態系を壊す原因になるので、ゴミ袋を1枚持って出かけましょう。
尾瀬は鳩待峠・大清水の周辺及び山小屋、ビジターセンター周辺では通じますが一部エリアは利用できません。(※機種、事業者によっては利用できるものがあります。)一部の山小屋には衛星公衆電話がありますが悪天候時は掛かりにくい場合があります。また、全山小屋のロビーではFreeWi-Fi、およびdocomo、auの携帯電話をご利用いただけます。
お役立ちコラム
よくある質問
尾瀬夜行23:45とは?
東武鉄道浅草駅23:45発の日付限定尾瀬専用列車プランです。会津高原尾瀬口駅まで夜行列車で行き、バスに乗り換えて、駒ケ岳登山口・尾瀬御池・尾瀬沼山峠へ行くプランです。
尾瀬夜行23:45は東武鉄道の乗車券で乗車出来ますか?
ご乗車いただけません。尾瀬夜行23:45プランをお申込いただいたお客様のみご利用いただけます。
尾瀬夜行23:45の車内で充電はできますか?
特急リバティを使用しているため、各座席にコンセントを完備しています。
尾瀬夜行23:45の車内で眠れるか不安です。
走行中は減光(一部消灯)し、お休みいただきやすい環境を整えております。より快適にお過ごしいただくために、アイマスクや耳栓、首枕などの安眠グッズをご持参いただくのがおすすめです。
尾瀬夜行23:45の車内にトイレや洗面台はありますか?
特急リバティ車両を使用しており、清潔な多機能トイレを完備しています。洗面台もございますので、到着前の身支度にご利用いただけます。
複数人で参加する場合で、乗車の発着地が異なる場合はどうすればよいですか?
発着地ごとでお申込みください。お申し込み時のご要望欄に、お名前と問い合わせ番号(先に予約されている方がいる場合)、席合わせご希望の旨をご記入ください。
ご同行者の席合わせのご希望をいただいた場合でも、空席状況により、ご希望に沿えない場合がございますのであらかじめご了承ください。
自分の体力に合うツアーやプランはありますか?
各コースのモデルコースに難易度歩行や時間の目安を記載しておりますので、ご自身の普段の運動量に合わせてお選びいただけます。体力に自信のない方は、まずは高低差の少ない「尾瀬ヶ原」や「尾瀬沼」を巡るコースがおすすめです。
尾瀬のベストシーズンはいつですか?
尾瀬は訪れる時期によって全く異なる表情を見せてくれます。
5月下旬~6月中旬: 残雪とミズバショウが美しい、尾瀬を象徴する季節です。
7月中旬~8月上旬: 湿原が黄色く染まるニッコウキスゲが見頃を迎え、夏山登山のベスト期となります。
9月下旬~10月中旬: 湿原が黄金色に輝く「草紅葉(くさもみじ)」から始まり、周囲の山々が色づく紅葉シーズンを楽しめます。
尾瀬の旅行は何泊何日がおすすめですか?
日帰りから宿泊までお選びいただけますが、尾瀬の魅力を最大限に味わうなら「尾瀬夜行23:45」を利用した車中泊+現地1泊のプランが特におすすめです。
山小屋に宿泊することで、日帰り客のいない静寂に包まれた「朝もや」や「夕焼け」、夜にはこぼれ落ちそうな「満天の星空」を独占できます。短時間で効率よく歩きたい方は、夜行列車で早朝に現地入りする日帰りプランも人気です。
尾瀬のおすすめグルメや特産品はありますか?
尾瀬歩きの休憩中にぜひ味わっていただきたい名物がたくさんあります。
舞茸料理: 香り高い天然に近い味わいの舞茸は、うどんや天ぷらで人気です。
花豆ジェラート・スイーツ: 大粒の花豆(はなまめ)を使った甘味は、疲れた体のエネルギー補給に最適です。
高原野菜: 麓の檜枝岐村などで採れるトマトやキュウリは、冷涼な気候で育ち甘みが凝縮されています。
山小屋グルメ: 各山小屋独自の「手作りカレー」や「名物喫茶」を巡るのも尾瀬歩きの醍醐味です。
尾瀬のおすすめコースを教えてください。
お客様の目的や入山口に合わせて、人気の高いルートをご紹介します。
【初心者・ファミリー】尾瀬沼散策コース: 沼山峠から入り、比較的平坦な道のりで美しい尾瀬沼を目指す、景色と歩きやすさを両立したコースです。
【定番・絶景】尾瀬ヶ原横断コース: どこまでも続く木道と、逆さ至仏山が映る池塘(ちとう)など、"これぞ尾瀬"という風景を楽しめます。
【本格登山】日本百名山制覇コース: 尾瀬の最高峰「燧ヶ岳(ひうちがたけ)」や、花の宝庫「至仏山(しぶつさん)」へ登頂する、登りごたえのあるコースです。



