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世界遺産「清水寺」の見どころや魅力を解説。おすすめの観光スポットも!

5 更新日:

世界遺産「清水寺」の見どころや魅力を解説。おすすめの観光スポットも!

「清水の舞台から飛び降りる」ということわざの由来にもなった、清水寺。数々の観光名所がある京都のなかでも特に有名なスポットで、国の重要文化財のみならず古都京都の文化財としてユネスコ世界文化遺産にも登録されており、連日多くの観光客で賑わいます。
修学旅行先として選ばれることも多く、これまで一度は訪れたことがある人も多いのでは?今回はそんな清水寺の魅力や見どころを改めて解説するとともに、おすすめの観光スポットを厳選してご紹介しましょう。

目次

    世界遺産としても有名。清水寺とは?

    清水寺といえば、断崖にせり出した「清水の舞台」や「音羽の滝」が有名な、いわずと知れた京都の定番観光スポット。

    清水寺は正式名称を「音羽山清水寺(おんわさんきよみずでら)」といい、東山連峰のひとつ、音羽山の中腹に建つ北法相宗の大本山です。奈良で修業を積んだ僧の賢心(けんしん)が夢で「北へ清泉を求めて行け」とお告げを受け、音羽山で清らかな水が流れる滝を見つけたことが始まりといわれています。

    その後、賢心の教えに感銘を受けた坂上田村麻呂(さかのうえのたむらまろ)により778年に清水寺が開創。以来、「大きな慈悲を表す観音様の霊場」として古くから庶民をはじめ多くの人々に親しまれてきました。

    数々の歴史的建造物がある京都のなかでも平安京遷都以前からの歴史を持つ寺院は少なく、約13万㎡の境内に建ち並ぶ伽藍(がらん)や碑は国宝や重要文化財に指定されています。

    当時の伽藍のほとんどは度重なる火災によって焼失しましたが、幾度となく修復作業が繰り返され、1633年に再建。再建時の姿を今に残し、1994年にはユネスコ世界文化遺産に登録され、世界中に清水寺の魅力が広く知られることとなったのです。

    「清水の舞台から飛び降りる」とは?

    「清水の舞台から飛び降りる」という言葉は、思い切った決断をする、一大決心をするという意味で使われます。

    昔(江戸時代)は、実際に京都の清水寺の舞台から飛び降りる信仰がありました。観音様の力で命が助かり、願いが叶うと信じられていたためです。実際、当時は舞台の下に木々が生い茂り、地面も柔らかかったため、驚くことに85%もの生存率があったと記録されています。これは病気の治癒や現世利益を願う人々による、文字通りの命がけの「飛び降り」だったのです。この風習は1872年に禁止されました。

    しかし現代では、この行為を文字通り行う人はいません。代わりに、人生の岐路に立たされた時や、大きなリスクを伴う選択をする時に、「清水の舞台から飛び降りる覚悟で挑む」といったように、比喩表現として使われています。かつての信仰に基づく実行為から、精神的な覚悟を示す言葉へとその意味合いが変化し、現代にもその精神的なつながりが引き継がれているのです。

    清水寺の見どころ

    学校の修学旅行など、京都観光のコースに入れられることの多い清水寺。国宝や数々の重要文化財など見どころはたくさんありますが、ここでは何度でも訪れたくなるほど魅力的な清水寺の四季折々の景色についてご紹介します。

    四季折々に変化する景色の美しさ

    清水寺の見どころといえば、なんといっても日本らしい四季折々の美しい景色を堪能できるところでしょう。清水寺には有名な「清水の舞台」がある本堂や三重塔をはじめ、数々の歴史的建造物などが存在しており、それらを取り囲む自然と美しく調和しています。

    春には約1,500本ものソメイヨシノやヤマザクラが開花し、特に清水の舞台を囲むように咲き誇る様子は思わず見とれるほどの美しさです。

    桜の季節が終わり、木々が青々と茂る夏は青空とのコントラストが最も映える季節。夏の暑さを忘れさせてくれそうな涼しげな木漏れ日や日差しを受けて輝く滝の水は、新緑の季節ならではの風物詩です。

    また、秋には境内のあちこちでカエデやモミジが鮮やかに色付き、景色に華を添えます。“京の古都“らしさを一番に感じられるのはこの季節でしょう。

    冬になり雪が積もるとそれまでとは一変し、辺り一面が白い幻想的な世界に様変わりします。春・夏・秋・冬と季節によって全く異なる趣が感じられる清水寺の景色は、何度でも訪れたくなる美しさです。

    清水寺でおすすめの観光スポットをご紹介

    清水寺は、境内にあるほとんどの建物が重要文化財に指定されていますが、見どころが多い分、全てじっくりと見て回ろうとすると時間がかかってしまいます。
    今回は、「清水の舞台」や「音羽の滝」などの主要スポットを含むおすすめの観光スポットを厳選してご紹介。ぜひ清水寺をめぐる際の参考にしてください。

    仁王門

    清水寺に着いて真っ先に目に入る「仁王門」は、清水寺の正門であり、丹塗りの色鮮やかな朱色から「赤門」とも呼ばれている重要文化財のひとつです。

    仁王門は、参拝した庶民が本堂から天皇陛下の住まう御所を見下ろさないよう目隠しのために建てられたともいわれています。
    1469年の応仁の乱で一度は焼失してしまったものの、1500年頃に再建し、2003年に解体修理されました。

    両脇に立つ金剛力士像は鎌倉時代末期のもので、高さ約365cmと当時の京都のなかでは最大級の大きさを誇ります。また、一般的に門前に立つ狛犬は口を開けている「阿形(あぎょう)」と口を閉じた「「吽形(うんぎょう)」が対になっていることが多いですが、仁王門の狛犬はどちらも阿形である点が特徴です。

    千体石仏群

    境内中央の西側、「成就院」のすぐ向かいに位置する「千体石仏群(せんたいせきぶつぐん)」は、1,000体以上はあるであろう石仏が山肌にずらりと並ぶ光景が圧巻のスポット。
    これらは明治初頭に起きた廃仏毀釈(はいぶつきしゃく)運動によって一時は行き場を失ったものの、信仰篤い市民たちによって清水寺に運び込まれた石仏です。

    破壊を免れたこれらの石仏は作られた年代や彫像の趣もばらばらで、大日菩薩・観音菩薩・阿弥陀如来・釈迦如来…など様々な仏像が混在しています。

    なかでも地蔵菩薩が多く見られるのは、地蔵信仰が根強い京都ならでは。今でも有志の方によって前垂れを付け替えてもらっており、地元の人たちの篤い信仰心が伺えるスポットとなっています。

    子安塔

    重要文化財にも指定されている、高さ15mほどの三重塔の「子安塔」。檜皮葺(ひわだぶき)の塔の中には、安産にご利益がある子安観音(千手観音)が祀られており、安産祈願の名所として古くから多くの女性たちの信仰を集めてきました。

    詳しい起源は不明ではあるものの、724~749年に在位した聖武天皇と光明皇后の祈願所であったと伝えられています。

    なお、現在の姿は1500年頃に再建されたもので、2013年に修復作業が完了。境内の東側に位置し、清水寺を巡る一般的なコースでは終盤に訪れることになります。もとは仁王門の前に建っていたそうですが、明治末の1911年に現在の地に移送されました。

    三重塔

    青い空に映える極彩色の建物が美しい「三重塔」は、清水寺のシンボル的存在です。国の重要文化財としても有名で、高さ約31mと三重塔としては国内最大級であり、その堂々とした姿は京都の中心街からも見ることができます。

    847年に創建され、江戸時代の1632年に現在の姿に再建されました。1987年には解体修理によって桃山様式の見事な装飾が復元され、現在のような豪華絢爛な姿へと生まれ変わったのです。

    塔の内部は曼荼羅(まんだら)世界が表現されており、中央には大日如来像が祀られ、四方の壁には真言八祖像が、天井や柱などには密教仏画や龍が極彩色で描かれています。

    本堂

    音羽山の断崖に建つ「本堂」は、清水寺を巡るうえで外せない最も重要なスポット。「清水の舞台」で知られ、国宝にも指定されている木造建築です。

    現在の姿は徳川3代将軍家光公の寄進により1633年に再建されたもので、檜皮葺の優美な曲線が美しい「寄棟(よせむね)造り」の屋根と、釘を使わずに木材同士を巧みに組み合わせて造る「懸造り」と呼ばれる日本古来の伝統工法が採用されています。

    最も印象的な「舞台」は本堂から張り出しているのが特徴で、高さ約13m・面積約190平米もあり、410枚以上の檜板を敷き詰めて造られています。ここから見下ろす景色はまさに絶景で、四季折々の自然を間近に感じられるでしょう。

    なお、本堂内部にある一番奥の内々陣には御本尊の千手観音立像が奉祀されており、清水の舞台は古くから観音様に芸能を奉納する場として使われてきました。

    音羽の滝

    清水寺の有名スポットといえば、「音羽の滝」もそのひとつ。「奥の院」の崖下に位置し、不動明王が祀られている神聖な瀧です。音羽山の湧水を源流とし、清水寺の開創の起源であり、寺名の由来になったともいわれています。

    古来より「金色水」「延命水」と呼ばれる清流には様々なご利益があるとされており、パワースポットとしても人気です。

    約4mの高さから流れ落ちる3本の瀧は向かって右からそれぞれ『延命長寿』『恋愛成就』『学業成就』のご利益があるとされ、どれか1本を選んで瀧の水を一口飲むと願いが叶うのだとか。ただし、二口以上飲むとご利益が下がるといわれているので注意しましょう。

    ※現在は新型コロナウイルス感染拡大の影響で、飲水できない可能性もあります

    地主神社

    京都でも最古の恋愛パワースポットとして知られる「地主(じしゅ)神社」。本堂の北側に位置しており、清水寺の境内にありながらも独立した神社です。現在の本殿は1633年に徳川3代将軍家光公によって再建されたもので、総門や拝殿とあわせて国の重要文化財に指定されています。

    本殿前の「恋占いの石」は、片方の石から10mほど離れた石に向かって目を閉じたまま歩いて行き、無事に辿り着けたら恋が叶うといわれる人気の願掛けスポット。

    境内には桜をはじめ多くの草花が植えられており、なかでもかつて嵯峨天皇がその美しい姿を鑑賞するため三度車を引き返したという逸話が残されている地主桜(御車返しの桜)は見ものです。

    ※社殿修復工事のため、2022年8月19日より閉門

    随求堂胎内めぐり

    仁王門から参道を進むと正面に見えてくる「随求堂(ずいくどう)」は大随求菩薩を御本尊としており、ここでは御本尊のお腹の中をめぐる「胎内めぐり」を体験できます。
    「胎内めぐり」は「戒壇めぐり」ともいわれ、母親の胎内を意味する暗闇の中を歩くことで『一度胎内に戻って再び生まれ変わる』体験ができるというもの。

    地下に続く階段を降り、真っ暗な通路の中を壁伝いに歩くとうっすらと光る随求石が見えてくるので、心の中で1つだけ願い事を念じながら石を回しましょう。
    暗闇から地上に戻った時には不思議と心が洗われたような神秘的な体験ができますよ。

    ※現在は新型コロナウイルス感染拡大の影響で、受付人数を制限しています

    清水寺で行われるおすすめの行事

    お釈迦さまの教えを体感する「日想観」

    「日想観(にっそうかん)」とは、西の空に沈む夕日を静かに見つめ、阿弥陀如来や極楽浄土を心に想い描く仏教の瞑想的な修行法です。特別な知識や複雑な作法は一切不要で、誰でも気軽に自身の内面と向き合うことができる、とてもシンプルな行として知られています。

    この行事の最大の見どころは、何と言っても清水寺の西門から眺める夕日の絶景です。夕日がゆっくりと地平線に沈み、空全体が茜色や黄金色に染まっていく様子は、まさにこの世のものとは思えないほど美しく、古くから人々が「極楽浄土のようだ」と感じてきたのも納得できます。この西門は、日想観を行うための聖地とされており、夕暮れ時には多くの参拝者がその景色に心を奪われます。

    「日想観」には、お祭りや特定の法要のように決まった「日時」は定められていません。しかし、その性質上、日没時に西門を訪れるのが最適とされています。特定の日にちを狙うのではなく、あなたが清水寺を訪れた日の夕暮れ時、西の空を眺めることで、いつでもこの静かで尊い体験をすることができます。忙しい日常を忘れ、夕日に心洗われるひとときを過ごしてみてはいかがでしょうか。

    一日で千日分のお参りに相当する「千日詣り」

    京都の夏の風物詩、清水寺の「千日詣り(せんにちまいり)」は、毎年8月9日から16日に開催される特別な行事です。この期間に一度お参りすると、なんと千日分もの観音様のご利益が得られるとされ、全国から多くの参拝者が訪れます。

    この縁日の最大の魅力は、普段は非公開の本堂内々陣(ないないじん)の特別拝観が行われること。ご本尊である十一面千手観世音菩薩のすぐ近くまで進み、その厳かな空気に触れられる貴重な機会です。仏像群を間近で拝む体験は、千日詣りならではのものです。

    さらに、期間中の8月14日から16日は、「宵まいり」と呼ばれる夜間特別拝観も実施されます。提灯の明かりに照らされた境内は幻想的な雰囲気に包まれ、清水の舞台から望む夜景は息をのむ美しさです。この夜には、観音様の慈悲を表す「観音慈光(かんのんじこう)」という青い光が放たれ、夏の夜空に神秘的な輝きを添えます。

    東の守護神青龍が練り歩く「青龍会」

    「青龍会(せいりゅうえ)」は、観音様の化身とされる全長約18mの巨大な青龍が練り歩く、勇壮な仏教行事です。地域守護と除災を祈願するため、法螺貝(ほらがい)の響きとともに、夜叉神(やしゃじん)や四天王(してんのう)らを従えた約50名の大群会行が、境内から門前町までを巡行します。

    最大の見どころは、その迫力ある龍の動きと、荘厳な衣装をまとった一行の行列。清水の舞台からの眺めや、石段を下る龍の姿は圧巻です。本堂では、龍が人々の頭上を通過しながら「観音加持(かんのんかじ)」と呼ばれるお加持が行われ、ご利益を授かるとされています。

    開催日は毎年3月15日、4月3日(清水の日)、そして9月15日。各日とも午後2時頃から行道が始まります。古くから清水寺に伝わる龍の伝説が現代に蘇る、感動的で躍動感あふれるひとときを体験できますよ。

    清水寺へのアクセス方法

    清水寺にアクセスする際、京都駅から公共交通機関を利用して移動するという方が大半でしょう。ここではJR京都駅から清水寺への行き方として一般的な、バス・電車それぞれのアクセス方法をご紹介します。

    ○バスで行く場合

    バスでJR京都駅から清水寺へ行くには、「京都市営バス」と「京都バス」のどちらかを利用することになります。

    「京都市営バス」を利用する場合は、D1またはD2乗り場から乗車します。清水寺にアクセスできる市営バスは、86系統・106系統・110系統・206系統・臨100系統・臨206系統の6つ。降車するバス停は「五条坂」もしくは1駅違いの「清水道」で、料金は230円です。

    道路が渋滞していなければおよそ15分で目的地に到着しますが、道路状況によってはそれよりも時間がかかる場合があり、さらに市営バスは利用する観光客も多いので人の乗り降りにも時間がかかる点は覚えておきましょう。

    一方、「京都バス」はC3乗り場から発車する18系統のみ。料金は市営バスと同じく230円で、降車するバス停の「五条坂」も市営バスの停留所と同じです。こちらは所用時間が約10分と市営バスよりも若干早く着きますが、2023年1月現在は休日に12時13分発の1本があるだけなので、予定が合えば利用するくらいの感覚でよいでしょう。

    ○電車で行く場合

    清水寺の最寄り駅は、京阪電鉄「清水五条駅」。ここから歩いて約25分で清水寺に到着します。

    JR京都駅から電車でアクセスする場合、JR東福寺駅で京阪本線に乗り換えて「清水五条駅」に到着するルートが最も早くておすすめ。所要時間は約17分で、料金は290円です。

    清水寺周辺の観光スポット5選

    二寧坂と産寧坂

    京都・清水寺から続く二寧坂と産寧坂は、歴史ある町並みが魅力的な石畳の小道です。清水寺参拝の行き帰りに、多くの人々が行き交うこの道は、京情緒を色濃く残しています。

    産寧坂は、清水の舞台が建立された際に「安産祈願」のために整備されたという説や、坂道が三年で完成したという説、あるいは「産(さん)」に通じることから「三年」と名付けられたとも言われています。この坂を下りきると、趣のある二年坂へと続きます。

    両坂の沿道には、昔ながらの京町家を改装したお土産物屋さん、京漬物店、甘味処、カフェなどが軒を連ね、歩くだけで楽しい気分になります。風情ある石段と瓦屋根の景色は、どの角度から見ても絵になり、写真撮影のスポットとしても人気です。特に早朝や夕暮れ時は、観光客も少なく、より静かで美しい京都の姿を堪能できます。

    古都の風情を感じながら、ゆっくりと散策を楽しんでみてはいかがでしょうか。

    八坂庚申堂

    京都・東山にひっそりと佇む八坂庚申堂(やさかこうしんどう)は、正式名称を大黒山延命院金剛寺といい、庚申信仰(こうしんしんこう)を伝えるお寺です。清水寺からもほど近く、観光客にも人気のスポットとなっています。

    このお寺の最大の見どころは、願い事を叶えるお守りとして奉納された「くくり猿」です。手足をくくられて動けない猿の姿は、人間の欲を抑えることを表しています。願い事を一つだけ叶える代わりに、一つ欲を我慢するという「欲望を制する」ことで願いが叶うというユニークな教えがあります。

    色とりどりのくくり猿が境内の至るところに吊るされた様子は、非常にフォトジェニックで、SNSでも話題を集めています。たくさんの猿たちが彩る空間は、見ているだけでも明るい気分にさせてくれます。

    かわいらしいくくり猿に願いを託し、京都らしい体験をしてみてはいかがでしょうか。

    法観寺 八坂の塔

    京都・東山の街並みにそびえ立つ法観寺(ほうかんじ)の八坂の塔(やさかのとう)は、古都の象徴として親しまれる五重塔です。清水寺や二年坂からもその美しい姿を望むことができ、京都らしい景観を形作る重要な要素となっています。

    正式名称は「法観寺」ですが、その印象的な五重塔から「八坂の塔」として広く知られています。創建は聖徳太子によるとも伝えられる歴史ある寺院で、現在の塔は15世紀に足利義教によって再建されたものです。

    この塔の最大の見どころは、京町家の瓦屋根が連なる風情ある街並みの中から、突如として現れるその雄大な姿。特に、夕暮れ時にはライトアップされ、幻想的なシルエットが浮かび上がり、昼間とは異なる趣を見せます。塔の高さは約46メートルにも及び、東山のどこからでもその存在感を感じられます。

    周囲の細い路地を散策しながら、古き良き京都の風情とともに、この堂々たる五重塔を眺めるのは格別です。八坂の塔を背景にした写真は、きっと旅の素敵な思い出になるでしょう。

    高台寺

    京都・東山に位置する高台寺は、豊臣秀吉の正室、北政所ことねね(高台院)が夫の菩提を弔うために建立した由緒ある寺院です。正式名称を「高台寿聖禅寺(こうだいじゅしょうぜんじ)」といい、桃山文化を今に伝える美しい場所として知られています。

    この寺院の最大の見どころは、小堀遠州作と伝わる壮麗な庭園です。臥龍池(がりゅうち)を中心とした池泉回遊式庭園は、四季折々の表情を見せ、特に春の桜や秋の紅葉の時期は、ライトアップも行われ幻想的な美しさで多くの人々を魅了します。また、竹林の小径や、伏見城から移築されたとされる茶室「傘亭」「時雨亭」なども見逃せません。

    ねねが晩年を過ごしたこの寺には、秀吉とねねが祀られており、歴史好きな方にも大変興味深いスポットです。静かで落ち着いた雰囲気の中で、日本の美意識と歴史の深さを感じることができます。

    ねねの道

    京都・東山に位置する「ねねの道」は、高台寺から円山公園へと続く、石畳の美しい小道です。豊臣秀吉の正室、北政所ねね(高台院)が晩年を過ごしたことからその名が付けられ、歴史と風情が豊かに薫る散策路として知られています。

    この道の最大の魅力は、人力車が行き交う古都らしい景観と、その静かで落ち着いた雰囲気です。両側には京都らしい趣のある料亭や、洗練されたカフェ、土産物店が点在し、喧騒から離れてゆったりと過ごすことができます。春には桜、秋には紅葉が彩り、四季折々の美しい表情を見せてくれます。

    周辺の観光スポットとも隣接しており、それらを巡る途中に立ち寄るのに最適です。歴史に思いを馳せながら、趣のある石畳をゆっくりと歩けば、まるでタイムスリップしたかのような気分を味わえるでしょう。

    京都らしい雅な雰囲気を満喫できる「ねねの道」で、心に残る散策を楽しんでみてはいかがでしょうか。

    まとめ

    今回は、清水寺の魅力や見どころを改めて解説するとともに、おすすめの観光スポットを厳選してご紹介しました。

    清水寺の魅力はもちろん世界遺産にも登録された貴重な建築物の数々ですが、それだけではありません。それらが四季折々の景色と美しく調和するのを堪能できるのも清水寺の見どころのひとつです。

    まだ訪れたことがない人はもちろん、過去に一度は訪れたことがあるという人も、ぜひその魅力を再発見しに足を運んでみてはいかがでしょうか。

    この記事を書いた人

    東武トップツアーズのロゴ東武トップツアーズ編集部

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