会津若松の魅力とは?周辺の特徴
会津盆地のほぼ真ん中に位置する会津若松では、夏の暑さや冬の寒さなどが際立ちます。季節の移ろいをたっぷりと感じられる、風情あるエリアです。かつては会津藩の城下町として栄えていたこともあり、パワースポットも点在。白虎隊の街としても有名で、歴史に思いをはせて伝統に触れようと、たくさんの人々が訪れます。会津若松のシンボルと言えば「鶴ヶ城」です。鶴ヶ城公園の桜は「桜の名所100選」に認定されています。
そして会津若松には『会津に来たときはその閉鎖的な人間関係に泣き、なじんでくると人情の深さに泣き、去るときは会津人の人情が忘れ難く泣く』とされる会津人スピリットを表す「会津の三泣き」という言葉があります。会津人スピリットが息づく中で、自然や歴史に触れ合うことができるのが会津若松の魅力です。
会津若松周辺の基本情報
猪苗代湖や磐梯山などに囲まれた会津若松は会津地方の中核となるエリアで、県庁所在地の福島市からは約100km離れています。歴史を宿すお城や伝統を守り抜く神社、古くからの温泉郷などが豊かな自然の中に残されているのが特徴です。盆地に位置する会津若松では、盆地特有の寒暖の差を感じます。1年の気温差だけではなく、1日の温度差も大きいため、訪れる際は温度調整しやすい服装を心がけましょう。
また、会津若松市には喜多方市が隣接しているため、少し移動すれば本場の喜多方ラーメンが味わえます。ちなみに、福島のお土産として定着している赤べこは、会津若松で生まれた郷土玩具で、今でも張り子民芸品をつくる工房が残っています。自然が満ちた周辺環境で、歴史探訪やグルメ、温泉などの会津若松観光を堪能してください。
会津若松までのアクセス
東京から約300km離れた場所に位置する会津若松。東京都内から移動する場合は、電車や高速バスが主な交通手段となるでしょう。北海道や大阪からは飛行機が便利です。仙台や新潟、そして福島県内からも高速バスが運行しています。会津若松までの主なアクセス方法について紹介します。
飛行機で行く場合
福島空港へは、大阪や北海道、福岡や沖縄などからの便が発着しています。空港到着後、会津若松までの移動には、リムジンバスや乗合タクシーが便利です。リムジンバスは、福島空港と会津若松駅前バスターミナルの間を運行しており、乗車時間は約2時間30分、料金は2,000円です。移動時間を短縮したい場合や、到着場所をホテルなどに指定したい場合は、乗合タクシーがおすすめです。乗合タクシーは、1人から利用できます。前日までの予約が必要なので、あらかじめ予約をいれておきましょう。
電車で行く場合
東京からのアクセスは、新幹線を利用する方法と特急を利用する方法の2つがメインです。新幹線を利用した場合、東京駅から会津若松駅までの所要時間は約3時間、料金は約9,000円です。東京駅から新幹線に乗車すれば、約1時間35分で郡山駅に。その後JR磐越西線に乗り換えて約1時間10分の乗車時間で会津若松駅に到着します。また、電車だけのアクセスではないのですが、郡山駅から若松駅前行きの高速バスも出ていますので、そちらを利用して行くこともできます。
そして、電車のアクセスだと東武鉄道の「特急リバティ会津」を利用する方法もあります。こちらは浅草駅から会津若松駅までの間を約4時間20分で移動可能で、料金は6,930円です。まずは浅草駅から会津田島駅まで行き、その後は会津田島駅からリレー号に乗り換えると会津若松駅に到着です。「特急リバティ会津」は往復乗車券などでお得に乗車できることが多いため、チェックしておくと良いでしょう。
バスを利用していく場合
東京や仙台のほか、福島県内からも高速バスを利用すれば、会津若松までのアクセスがしやすいです。乗り換えをしなくても良い点や、新幹線や飛行機などに比べて低料金で利用できる点などを考慮すれば、交通手段として有力な候補と言えるでしょう。東京から高速バスを利用する場合は、バスタ新宿が乗り場です。1日に10便以上が往復していますが、指定席のため事前予約が必要になります。料金は乗車する日にちや予約した時期によって異なりますが、2,700円~4,900円ほどです。
新潟や仙台、福島県内から高速バスを利用する場合は予約不要ですが、自由席です。高速バスの路線によって予約などの条件などが異なります。トランクルームに入れられる荷物の条件も異なる場合があるため、注意しましょう。
会津若松周辺のおすすめ観光地7選
会津若松にあるおすすめの観光スポットを7つ集めました。王道の「鶴ヶ城」をはじめ、非日常空間を満喫できる「東山温泉」など。また、少しニッチなスポットも紹介していますので、旅慣れた方もぜひ確認してみてください。基本的に会津若松の中心部から離れすぎないスポットを選んでいます。おすすめポイントや見どころなども紹介しているので、会津若松観光の参考にしてください。
鶴ヶ城
会津若松で最も有名な観光スポットとも言えるのが「鶴ヶ城」。正式名称は「若松城」です。「日本の桜100選」に指定され、桜の名所として全国に知られていますが、実は春だけではなく1年を通して四季を存分に満喫できます。夏になれば新緑が青空に映え、秋には紅葉とのコントラストが楽しめます。冬になると見られる、真っ白に雪化粧した天守閣も美しいです。天守閣の屋根瓦には、寒さに強い赤瓦が使われています。赤瓦をまとった天守閣が見られるのは、鶴ヶ城だけです。訪れる価値は十分にあるでしょう。
天守閣の内部は博物館になっており、福島の歴史に触れることもできます。季節によって照明の色が変わる、ライトアップも一見の価値がありますよ。武者走り(城の区域内に設けられた通路状の場所)にはハートの形をした石がありますが、この石がパワースポットだという説にも注目です。
- 住所
- 〒965-0873 福島県会津若松市追手町1-1
- 最寄駅などからのアクセス
- まちなか周遊バス「ハイカラさん」「あかべぇ」で「鶴ヶ城入口」下車徒歩5分
- 電話番号
- 0242-27-4005(鶴ヶ城管理事務所)
- 営業時間
- 天守閣への入場8:30~17:00(入場締め切りは16:30)
- 定休日
- 無休
- 料金
- 大人410円(天守閣・麟閣共通券 大人520円) 小中学生150円
御薬園(おやくえん)
池泉式回遊式大庭園の「御薬園」の始まりは、室町時代。霊泉が湧出る地に、会津守護職の葦名盛久が別荘を建て、後に薬草を研究するための薬草園が設けられたことから、御薬園と呼ばれるようになりました。現在も、東京大学の植物学の教育実習施設として、植物が栽培されています。
見どころでもある池泉式回遊式庭園とは、池の周りをいろいろな角度からぐるりと楽しめるように作られた日本庭園の形式のことを言い、「六義園」や「桂離宮」などにも採用されています。「御薬園」の中央にあるのは心字の池です。橋や石、季節の草花などと池が作る、非日常空間を味わいましょう。御薬園から鶴ヶ城までは徒歩で約15分です。鶴ヶ城観光の前後におすすめの立地です。
- 住所
- 〒965-0804 福島県会津若松市花春町8-1
- 最寄駅などからのアクセス
- まちなか周遊バス「ハイカラさん」で「御薬園」下車
- 電話番号
- 0242-27-2472
- 営業時間
- 8:30~17:00(入園締め切りは16:30)
- 定休日
- 無休
- 料金
- 大人330円、高校生270円、小中学生160円
東山温泉
温泉郷が2つある会津若松ですが、そのうちの1つが「東山温泉」です。会津若松駅から路線バスで約20分も走ると、見えてくるのが豊かな自然と大きな規模の温泉街。約1300年前に行基によって発見されたと言われる風情あふれる温泉は、竹久夢二や与謝野晶子などにも愛されたそうです。江戸時代には会津藩の湯治場として栄えました。
四季折々の自然をダイレクトに感じられる温泉では、春の桜、夏に新緑、秋は紅葉、そして冬は雪見風呂を楽しめます。また東山温泉には芸妓文化が根付いています。東山温泉を訪れた際には、東山芸妓を呼び、会津若松の奥座敷であでやかな踊りや歌を楽しむのも一興です。
- 住所
- 〒965-0814 福島県会津若松市東山町湯本滝ノ湯110(会津東山温泉観光協会)
- 最寄駅などからのアクセス
- まちなか周遊バス「ハイカラさん」「あかべぇ」で「東山温泉駅」下車、会津若松駅よりタクシーで約15分
- 電話番号
- 0242-27-7051
会津さざえ堂
「会津さざえ堂」は、寛政8年に建立された二重らせん構造が特徴の、六角三層の仏堂です。上り下りの通路が別になっているため、参拝者は他の参拝者とすれ違うことがありません。高さは約16.5m。正式名称を「円通三匝堂(えんつうさんそうどう)」と言います。
かつては、スロープに沿って西国三十三観音像が安置されており、お堂をお参りすることで三十三観音参りができるようになっていました。明治時代に西国三十三観音像は取り外されましたが、以降は皇朝二十四孝の絵額が掲げられています。会津さざえ堂に見られる二重らせん構造の建築様式は世界でも珍しく、平成7年に国重要文化財に指定されました。拝観の際は、階段のないらせん状のスロープはもちろん、細かいところまで目を配ると、いろいろな仕掛けも見えてきます。
- 住所
- 〒965-0003 福島県会津若松市一箕町八幡滝沢155
- 最寄駅などからのアクセス
- まちなか周遊バス「ハイカラさん」「あかべぇ」で、「飯盛山下」下車徒歩約5分
- 電話番号
- 0242-22-3163(有限会社山主飯盛本店)
- 営業時間
- 4月〜11月→8:15~日没、12月〜3月→9:00~16:00
- 料金
- 大人400円、大学・高校生300円、小学・中学生200円
七日町通り
大正ロマンの漂う、レトロな街並み散策が楽しめる「七日町通り」。昭和30年代頃までは、繁華街として賑わっていたエリアです。かつては「七」の付く日に市がたったそう。「七日町通り」では、明治や大正に建てられた蔵や洋館などが並ぶ中、神社やお寺なども見られます。伝統産業の会津塗に触れられる漆器店や、見学や試飲ができる酒蔵、絵ろうそくのお店などが軒を連ね、観光客に人気の通りです。郷土料理のほか、地元の食材をつかったメニューが味わえる飲食店もあるため、ランチタイムをとるのも良いでしょう。
また、「七日町通り」界隈にある寺社仏閣にスポットをあてた「七福寺社めぐり」をするのも乙なもの。思い思いの時間が過ごせるエリアです。会津若松の地元では、「七日町通り」を知らない人はほぼいないため、道を尋ねた時も誰もが教えてもらえるでしょう。
- 住所
- 〒965-0044 福島県会津若松市七日町2
- 最寄駅などからのアクセス
- まちなか周遊バス「はいからさん」で「七日町白木屋前」下車
- 電話番号
- 0242-23-9611
あいづふるさとアンテナショップ駅カフェ
会津若松観光の際には、JR七日町舎内を少しだけ時間をかけてみてみましょう。「あいづふるさとアンテナショップ駅カフェ」は、会津エリアにある17市町村のアンテナショップです。観光のインフォメーションがあるため、旅の前半に訪れ、まずは情報収集するのもおすすめです。
販売されているアイテムは、すべてが会津エリアでつくられたものなので、旅の後半に立ち寄ればお土産もバッチリとそろいます。磐梯山の伏流水で入れた水出しコーヒーは、観光客からも地元の人からも人気があります。カフェメニューは、どれもボリュームたっぷり。アンティーク雑貨を扱うお店のような、なんとも言えないレトロな雰囲気が訪れる人をノスタルジーな気持ちにさせてくれます。
- 住所
- 〒965-0044 福島県会津若松市七日町5-1
- 最寄駅などからのアクセス
- JR七日町駅・駅舎内
- 電話番号
- 0242-39-3880
- 営業時間
- 9:00~18:00
- 定休日
- 元旦
会津武家屋敷
「会津武家屋敷」は、会津武士道を体験しながら、歴史をまるごと学べるテーマパークです。家老西郷頼母邸を復元した建築面積280坪もあるお屋敷は、いちばんの見どころです。けやきやひのきなどを用いた和装建築には328枚もの畳が使われており、迫力も満点。御成りの間や客待(きゃくたい)の間などの室内には調度品もおかれ、当時の生活を感じることができるでしょう。
また、資料館や美術館、体験工房などもあるため、様々な角度からじっくりと歴史を学べます。体験メニューでは赤べこの絵付けはもちろん、精神集中の体験として弓道などを楽しむのも良いでしょう。時代衣装を身に着けての写真撮影は、旅の良い記念になりそうです。
- 住所
- 〒965-0813 福島県会津若松市東山町大字石山字院内1
- 最寄駅などからのアクセス
- まちなか周遊バス「ハイカラさん」「あかべぇ」で、「会津武家屋敷前」下車
- 電話番号
- 0242-28-2525
- 営業時間
- 4~11月→8:30~17:00、12~3月→9:00~16:30
- 料金
- 大人850円、中高生550円、小学生450円
まとめ
会津若松の周辺環境やアクセス方法など、会津若松観光を検討中の方へのお役立ち情報をお伝えしました。「鶴ヶ城」や「東山温泉」、「あいづふるさとアンテナショップ駅カフェ」などでは、会津若松だからこそ味わえる貴重な時間を、満喫してください。「会津武家屋敷」では様々な体験を楽しみましょう。そして、会津若松のグルメを堪能するのはもちろん、本場の喜多方ラーメンもぜひ味わってみてください。歴史と自然を存分に感じられる会津若松を楽しみましょう。