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一度は行ってみたい日本の世界遺産でおすすめのスポット7選

8 更新日:

一度は行ってみたい日本の世界遺産でおすすめのスポット7選

世界遺産とは1972年にユネスコ総会で採択された世界遺産条約に基づき、「人類共通の遺産」として保護や保全をしていく必要があると認定された文化財や自然のことです。毎年様々な世界の地域で世界遺産となる建造物や自然地域が決まりますが、日本各地にも世界遺産に認定された場所がいくつかあります。この記事では日本にあるオススメの世界遺産を7カ所ピックアップして、その魅力をお伝えしていきたいと思います。旅行を計画されている方は、ぜひ参考にしてくださいね。

目次

    日本にある世界遺産は何箇所?

    現在世界遺産の総数は1,000件以上ありますが、日本で認定されている世界遺産の数は25件です。1年に一度開催される世界遺産委員会で登録の可否が決まる世界遺産は、政府や国際機関によるいくつもの手続きや調査を得た後、登録の決定がなされるものであり、その基準はなかなか厳しいもの。日本がこの世界遺産条約に参加をしたのは1992年のことで、「法隆寺地域の仏教建造物群」「姫路城」「白神山地」「屋久島」が最初に登録された4件です。

    世界遺産に登録されることで、改めてその素晴らしさや背景にある歴史を再認識される場所も少なくなく、登録決定後は注目の観光地として国内外から多くの人が訪れるようになります。国内・海外を問わず世界遺産を巡るツアーなども数多くあり、悠久の時を感じられる自然や文化に触れる旅を気軽に楽しむこともできるので、ぜひ利用してみることをオススメします。

    世界遺産に行く場合の選び方やポイント

    世界遺産に登録された場所や建物は、世界中にたくさんあります。どこも一生に一度は訪れてみたいと思うような神秘的な美しさのある自然や、古代から人々に受け継がれてきた文化を感じる建造物ばかりです。ここでは日本にある世界遺産を選ぶ際の、ポイントや見どころなどをご紹介していきます。

    歴史好きなら神社・仏閣へ行ってみよう!

    日本人の生活に密接に関係している神社やお寺なども、世界遺産に登録されているものがあるので、歴史好きの方は世界遺産に認定された神社・仏閣を選ぶと良いでしょう。また、建物一棟だけが該当するのではなく、建造物の建っているエリア内にある神社・仏閣を1グループとして認定されているケースもあります。例えば「古都京都の文化財」は16社寺と1城、「法隆寺地域の仏教建造物」は、広大な敷地内の建造物48棟、「日光の社寺」は東照宮と輪王寺の2社1寺などと、スケールの大きさも魅力です。世界遺産に登録をされていない国の重要文化財等も周辺に多くある場合もあるので、それらも含めて地域を散策したり歴史背景などを調べてみたりしても楽しいでしょう。

    ダイナミックな自然を五感で感じたい方は自然遺産へ!

    人類全体にとって、ありとあらゆるものに共通する価値があるとして認定された世界自然遺産は、非日常的で美しい絶景を楽しみたいという方にぴったりです。日本では、1993年に「白神山地」と「屋久島」、2005年に「知床」、2011年に「小笠原諸島」、2021年に「奄美大島、徳之島、沖縄島北部及び西表島」が登録されています。人の影響をほとんど受けず、固有の生態系を保っているこれらのエリアでは、珍しい野生の生物と出会えるかもしれません。雄大な大自然のエネルギーを全身で感じながら、心と体をリセットしてみる旅も良さそうですね。

    先人の知恵と日本のカルチャーを学ぶなら文化遺産がオススメ

    世界遺産に認定された文化財は、人々の生活の知恵を間近で見ることができるので、その時代の文化や歴史などを知りたい方にオススメです。海外からの旅行客からも人気の「白川郷」や、かつての繁栄の面影を感じられる「石見銀山遺跡」、山口・福岡・佐賀・長崎・熊本・鹿児島・岩手・静岡の8県11市にまたがる23の「明治の産業革命遺産群」など、人々の生活の営みや日本の近代化への歩みを知ることができます。実際に訪れる前にある程度の下調べや歴史的背景などを知っておくことで、より理解が深まりますよ。

    日本の世界遺産でおすすめのスポット7選紹介!

    現在日本で認定されている世界遺産25件は、週末のプチ旅行でも行くことができる気軽なものもあれば、じっくりと日数をかけて向き合いたいものもあり、それぞれ違った良さがあります。なかでもオススメの7カ所にスポットを当てて、その魅力をお伝えしたいと思います。

    姫路城

    1993年に日本初の世界文化遺産に登録された「姫路城」は、国宝でもある日本を代表するお城です。別名「白鷲城」とも呼ばれる姫路城の魅力は、シラサギが白い羽を広げたように見える美しい天守閣。世界遺産に登録された理由も、美的完成度が高く世界的にも他に例がないからです。櫓・門・土塀等だけでなく、石垣や堀までも良好な状態で保存されていて、お城の内部も見どころがたくさんあります。大天守は地下1階から最上階の6階まで見学することができるので、じっくりと細部まで見たい方は数時間かかることを覚えておくと良いでしょう。こちらでぜひトライしていただきたいのは、城内で販売されているVRスコープを利用したバーチャル体験!無料の専用アプリをスマートフォンにインストールすることで、360°カメラで撮影された普段はなかなか見られない姫路城を楽しむことができます。

    白川郷・五箇山の合掌造り集落

    1995年に世界文化遺産に登録された「白川郷・五箇山」は、国内外から多くの観光客が訪れる人気の観光スポットです。飛騨地域の険しい急斜面の間をぬうように流れる庄川の流域に集落があります。かつては秘境の地でしたが、近年交通インフラが整備されたことからアクセスしやすくなり、現在は知名度も上がりました。日本人の心象風景とも言えるノスタルジックな農村の景色は、初めて訪れた人でも不思議と懐かしさを覚えるもので、季節によって違った表情を見せてくれます。日本独自の建築様式である「合掌造りの家」の静かな佇まいに、まるで過去にタイムスリップをしたかのような感覚を覚えるでしょう。白川郷周辺には温泉施設がいくつかあるので、村の散策を終えた後に立ち寄ってみるのもオススメです。合掌造りの家に泊まることができる民宿もあるので、ゆっくりと時間を過ごしたい方はぜひ利用してみてくださいね。

    厳島神社

    1996年に世界文化遺産に登録された「厳島神社」は、12世紀に平清盛によって造営された、優れた景観美が特徴の神社です。海上に立地する鮮やかな朱色の社殿と鳥居が、背景の海や山々と一体となって、他に類を見ない独特な景観となっているのがポイント。平安時代の貴族の邸宅建築様式「寝殿造り」が取り入れられているのも特徴で、数多くの建造物が国宝や国の重要文化財にも指定されています。厳島神社の象徴でもある大鳥居は高さ16.6mもある圧巻のサイズで、潮が引いた際には砂浜を歩いて鳥居の近くまで行くことも可能です。国宝に指定されている東西の回廊は、高潮になった時に水圧を抑えるため床板に設けられた隙間などといった、特殊な立地条件に合わせた工夫も見どころ。暗くなると社殿がライトアップされ、海上に浮かび上がる幻想的な厳島神社も鑑賞できますよ。

    小笠原諸島

    2011年に世界自然遺産に登録された小笠原諸島は、海洋島として独自の進化を遂げた固有の動植物が多く生息する、大小様々の30あまりの島々です。世界遺産の区域となっているのは、「北硫黄島」「南硫黄島」「西之島」で、父島と母島では集落を除く区域と周辺の一部海域が世界遺産となっています。小笠原諸島では絶滅の怖れがある世界的にも貴重な種が数多く見られることから、自然環境の保護や保全にも厳しいガイドラインが設けられています。一般観光客が訪れることができるのは、有人の父島と母島と無人の南島のみ。本土と父島を結ぶ定期船は竹芝桟橋から出航していますが、4日〜に一度の運航スケジュールとなっていて、シーズンによっては日数があくこともあるので注意が必要です。ゆったりと流れる島時間に身をまかせながら、雄大な自然を一望できる絶景ポイントや透明度の高い澄んだ海で、地球の息吹を感じましょう。

    富士山

    古代から日本人の自然観や文化に大きな影響を与え続けてきた「富士山」は、2013年に世界自然遺産ではなく世界文化遺産として登録されました。世界的に有名な山、キリマンジャロやエベレストなどは世界自然遺産に認定されていますが、なぜ富士山は世界文化遺産に登録されたのでしょうか。その理由は、富士山が日本固有の山岳信仰という文化的伝統を表す証拠として、また国内外の芸術への多大なる影響や日本を象徴する記号として世界に定着しているという点などがユネスコに評価されたからです。これらのことから富士山は「信仰の対象と芸術の源泉」という扱いで世界文化遺産に認定されました。

    世界文化遺産は複数の構成資産(世界遺産の価値を証明する文化財)から成り立っていますが、富士山は山そのものだけではなく、登山道がある「富士山域」、静岡県富士市にある「富士山本宮浅間大社」「白糸の滝」、静岡県静岡市の「三保松原」、山梨県の「山中湖」「河口湖」など、計25カ所が構成資産として認定されています。実際に富士山に登ることはもちろん、富士山の絶景を楽しむツアーやアクティビティーが山梨県側にも静岡県側にもあるので、登山シーズン以外の季節はぜひそちらもチェックしてください。

    屋久島

    屋久島は1993年に登録された世界自然遺産です。遺産として登録された土地は島全体の約20%で、そのほとんどが国有林の森林生態系保護地域の保存地区でもあります。屋久島は日本で7番目に大きな島で、東京23区ほどの面積に日本の植物種の7割以上が生息しているほか、固有種40種類も見られる植物の楽園です。明治以降は樹木の伐採が行われておらず、樹齢7200年以上の神秘的な縄文杉をはじめとした、約1500種類もの貴重な植物たちが狭いエリアにひしめき合っています。巨大な縄文杉や屋久杉を間近に見るトレッキングは人気の王道観光スポットですが、片道10km以上、往復で8〜10時間ほどかかる本格的な登山コースです。その他にも、圧巻の大自然を満喫できる山岳トレッキングコースやカヤック・ダイビング・ウィンドサーフィンなど、バラエティー豊かなアクティビティーを楽しむことができます。温泉や宿泊施設などもあるので、数日かけてじっくりと島の魅力に触れてみてはいかがでしょうか。

    琉球王国のグスクおよび関連遺産群

    ※2019年火災前の正殿。2026年の完成を目指している正殿復元をはじめ、復興が進められています。

    「琉球王国のグスクおよび関連遺産群」は、2000年に世界文化遺産に登録されました。遺産には沖縄本島南部にあるグスク(沖縄地方の城)など琉球王国の史跡群が該当し、「首里城」をはじめとする城跡や門・墓・庭園など9カ所が構成資産として認定されています。多くの観光客が訪れる「首里城」は沖縄の象徴とも言える場所ですが、戦中・戦後にほぼ破壊され建物の僅かな一部や基礎が残るのみとなりました。その後復元された建物や城壁は世界遺産とは認められておらず、「首里城跡」として登録されています。2019年10月31日に起きた大規模な火災により正殿・北殿・南殿など7棟が焼失しています。2026年の完成を目指している正殿復元をはじめ、復興が進められています。また、戦禍で破壊された「識名園(しきなえん)」も、ぜひ訪れてほしい遺産群のひとつです。こちらの琉球庭園は、中国と沖縄独自の折衷様式で建築されている独特の美しさが見どころ。池を中心に回遊できる造りとなっていて、敷地面積1万2千坪もあります。園内には赤い琉球瓦の御殿もあり、15ある部屋の窓からは絶景も楽しめます。

    まとめ

    日本にあるオススメの世界遺産7つをご紹介しました。日本人なら一度は聞いたことがある有名な観光名所もたくさんありましたが、世界遺産の登録に至った評価ポイントを知ることで、よりその場所への理解も深まりますね。多くの人が世界遺産に魅了されるのは、何度でも訪れたくなるその普遍性と、変わらない大自然や受け継がれてきた文化を通して人と地球の歴史を感じられるところではないでしょうか。気になるスポットが見つかった方は、ぜひ次のお休みに足を運んでその魅力に触れてみてくださいね。

    この記事を書いた人

    東武トップツアーズのロゴ東武トップツアーズ編集部

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