1. 金沢の特徴と歴史、アクセス情報
石川県の中央に位置する金沢市は、山と海の自然に恵まれながらも、石川県の県庁所在地として交通網や商工業も発展した北陸有数の都市のひとつでもあります。
そんな金沢は、前田利家が天正11年(1853年)に入城した後、大規模な城づくりが行われ、加賀・能登・越中を合わせた城下町として栄えました。そのため、歴史を感じる建造物や街並みが多く残っており、「金沢城」や日本三名園の一つである「兼六園」、寺院群や茶屋街など、古き良き日本の風景をたっぷりと楽しめます。
さらに、東京・大阪・名古屋の3大都市からのアクセスの良さも金沢の魅力の一つです。東京からなら北陸新幹線、大阪からなら特急サンダーバード、名古屋からなら東海道新幹線ひかりを利用し、米原駅で特急しらさぎに乗り継げば、すべての場所からおよそ2時間半~3時間ほどで行くことができます。
国内外から多くの観光客が訪れる金沢市は、多くの魅力がぎゅっと詰まった観光地ながら、中心部は約3キロメートル四方と、とてもコンパクトな街なので、色々な名所を巡りやすいのもポイントです。
2. 金沢周辺のおすすめ観光地
歴史を感じる街並みや温泉など、大人もたっぷりと楽しめる観光地の多い金沢。近年ではSNS映えすると、若い世代の方々からの人気も集めています。
金沢観光の定番としてまず挙げられるのが、日本三名園の一つとして有名な「兼六園」です。江戸時代の代表的な大名庭園である兼六園の広さは約11.4ヘクタール。広い園内に点在する、築山、池、茶屋などの景観を廻遊して楽しむ林泉廻遊式庭園です。四季折々の表情を見せるのも「兼六園」の魅力の一つ。どの季節に訪れても美しい姿を満喫できます。
金沢の食文化やグルメを楽しみたいのであれば、「近江町市場」に行ってみましょう。約170の飲食店や専門店が軒を連ねる近江町市場は、金沢の“市民の台所”として親しまれています。
日本海で獲れた新鮮な魚介類はもちろん、地元の野菜や果物、漬け物、さらには菓子類までどんな食材もそろいます。近江町市場でいただく、定番グルメの海鮮丼は絶品。訪れた際はぜひ一度味わってみてください。
江戸時代の情緒を感じながら、ノスタルジックな写真を撮りたい方には、「ひがし茶屋街」がおすすめです。
金沢文化を代表する茶屋街である「ひがし茶屋街」は、国の重要伝統的建造物群保存地区にも選定されており、昔ながらの和の雰囲気溢れる街並みを楽しむ外国人観光客や、レンタルした着物で伝統的な街並みをバックに写真を撮る女性観光客の姿が多く見られます。
町家をリノベーションしたおしゃれなカフェや、伝統工芸品が買えるセレクトショップも多数あり、金沢ならではのグルメやショッピングを堪能できますよ。
他にも、近代アートの観賞や体験ができる「金沢21世紀美術館」や、国内外の工芸品を展示している「国立工芸館」、江戸時代から残る城で広い公園を持つ「金沢城」、美しいステンドグラスが必見の「尾山神社」などの観光スポットがあり、「ひがし茶屋街」以外の茶屋街や武家屋敷跡の散策も楽しめます。
3. 金沢市内のお土産情報・名物
金沢を訪れたなら、「金沢でしか買えないお土産を選びたい」「金沢のご当地グルメを堪能したい」と考える方も多いのではないでしょうか。
金沢には九谷焼や加賀友禅、金沢箔、加賀棒茶などたくさんの伝統工芸品・名産品があります。金沢らしさを感じられるモダンデザインの伝統工芸品は実に味わい深いものばかりです。
また、見た目も味も楽しめる名物グルメも多数あります。金沢を代表するB級グルメの「金沢カレー」や、源助大根などの加賀野菜などを具材にした「金沢おでん」、新鮮な海の幸を存分に楽しめる「海鮮丼」、金箔一枚を贅沢に使った「金箔ソフト」など、何を食べるか迷うほど。
なかにはお土産として持ち帰ることができるものもあるので、現地で手に取ったり、味わったりして、お気に入りの一品を見つけてくださいね。
4. 金沢駅のおすすめのお土産8選紹介
滞在中は思う存分観光を楽しんで、お土産は帰りにまとめて買いたいと思う方もいるかもしれません。そういう方に便利なのが、金沢駅構内に数多くあるお土産屋さんです。老舗の定番お土産から最近人気になっている物まで揃うので、金沢観光の締めくくりに色んなショップを巡ってみて、お気に入りのお土産を見つけましょう。
ここからは、金沢駅で買えるおすすめのお土産を紹介しますので、ぜひお土産選びの参考にしてくださいね。
4-1. 金沢うら田「加賀八幡 起上もなか」
写真提供:株式会社 浦田甘陽堂
コロンとしただるまのようなフォルムが愛くるしい「加賀八幡 起上もなか」は、後に応神天皇となる、加賀八幡さまが生まれた際の、真紅のおくるみ姿に似せた人形「加賀八幡起上り」をモチーフにした、金沢を代表するお土産の一つです。
石川県産のもち米を用いた薄い皮の中には、北海道産の小豆をじっくりと炊き上げた粒あんがたっぷり詰まっています。皮の香ばしさと上品なあんこが合わさった、やさしくほっとする味わいのお菓子です。
縁起の良い郷土玩具を模した「加賀八幡 起上もなか」は、お土産としてだけでなく、手土産、出産祝いやお宮参り、健康祈願、病気平癒、家運繁栄、厄除などの贈答品として使われることも多いです。
「加賀八幡 起上もなか」を販売する『金沢うら田』は、金沢駅の金沢百番街あんとの百番街店、泉野店、八日市出町店と三つの店舗があります。また、石川県観光物産館や小松空港などその他売店で購入することもできます。
4-2. 菓匠高木屋「紙ふうせん」
写真提供:株式会社菓匠高木屋
「紙ふうせん」は、大正14年創業の老舗『菓匠高木屋』が手掛ける新感覚の和菓子です。カラフルでコロンとした見た目のかわいらしさと、ザクザク・ガリガリした食感の楽しさで人気を集めています。
色とりどりのもなかの中に、ぶどう(赤)、レモン(黄)、ワイン(白)の和風ゼリー(錦玉)が入っています。9個入り、16個入り、28個入りが販売されていますので、お土産を渡す相手に合わせて選ぶと良いでしょう。
パリッとしたもなかの皮と、やさしい甘さと香りが口の中で広がる錦玉の食感がとてもユニークな「紙ふうせん」は、全国菓子大博覧会で大臣栄誉賞・茶道家元賞も受賞しています。
金沢を代表する銘菓の一つ「紙ふうせん」は、『菓匠高木屋』の本店、金沢駅の金沢百番街あんと店、香林坊大和地下名店街店のほか、石川県観光物産館や小松空港などその他取扱店でも購入できます。
4-3. ル ミュゼ ドゥ アッシュ「YUKIZURI」
写真提供:株式会社レグレット
能登の食材や北陸の食材など、徹底的に素材にこだわった数々のスイーツを手掛ける『ル ミュゼ ドゥ アッシュ』。今回ご紹介する「YUKIZURI」は、パティシエ辻口博啓氏が、北陸の冬の風物詩である兼六園の「雪吊り」を、お菓子で表現したいと生み出された商品です。
フランス伝統菓子の「サクリスタン」をヒントに、雪吊りの縄をイメージして焼き上げられた「YUKIZURI」。縄に積もった雪のあしらいには、能登の梅を使ったグラスロワイヤル(砂糖衣)を使用。また卵、塩、米粉にも能登、北陸のものを使用しています。
サクサクの生地と、ほのかに梅の風味を楽しめるシュガーの味わいが絶妙な「YUKIZURI」は、金沢機の金沢百番街あんとにある百番街店や県立美術館内など『ル ミュゼ ドゥ アッシュ』の店舗で購入できます。
4-4. 石川百右衛門「能登柿之助 バターの乱」
金沢の老舗青果店『サカイダフルーツ』が展開する新ブランド『石川百右衛門』。なかでも人気が高く、お土産としてピッタリなのが、加賀百万石の名産品「ころ柿」を使ったお菓子、「能登柿之助 バターの乱」です。
能登でのみ栽培されている「最勝柿」を手作業で一つ一つ加工し、冬が旬の「ころ柿」を夏でも楽しめるよう開発された「能登柿之助」に、極上のバターをサンドしたのが、この「能登柿之助 バターの乱」です。
このお菓子は、青果店ならではの目利きで選んだ柿を、能登半島の寒風でじっくりと干しあげ、柿本来の旨みと甘みを引き出した「ころ柿」と、コクのあるバターの風味が絶妙にマッチ。贅沢で上品な美味しさを味わうことができます。
「能登柿之助 バターの乱」を展開する『石川百右衛門』の店舗は、金沢駅の金沢百番街あんと内にあります。
4-5. 金沢・茶の間 フランドール「加賀棒茶マドレーヌ」
写真提供:株式会社ふらん・どーる
1907年創業の洋菓子店『金沢・茶の間 フランドール』。地元の食材を生かした、あっさりとした優しい甘さの洋菓子が地元の人たちに愛され続けているお店です。
そんな『金沢・茶の間 フランドール』のイチオシ商品が「加賀棒茶マドレーヌ」です。上林金沢茶舗の一番摘み加賀棒茶を混ぜ込んだ生地と黒豆を一緒に焼き上げた、上品な棒茶の風味が香り立つマドレーヌは、2022年1月にJALふるさとプロジェクト(国内線ファーストクラス機内食)で採用された、実力派スイーツです。
『金沢・茶の間 フランドール』の店舗は、金沢駅の金沢百番街あんと内にあります。加賀棒茶や五郎島のさつまいもなど、地元の素材を使った洋菓子がそろう『金沢・茶の間 フランドール』に足を運んでみてはいかがでしょう。
4-6. 金澤福うさぎ「福うさぎ」
写真提供:金澤福うさぎ
幅広い年代の方に愛されている銘菓「福うさぎ」は、小さなうさぎをモチーフにした愛らしい姿の蒸し饅頭です。
人気の「銘菓福うさぎ5種詰め合わせ」の内容は、金沢の名産品「五郎島金時」、能登の里山・里海の気候風土で育った大粒の「能登大納言」、古くから石川県で親しまれている香ばしい「棒茶」、里山で丁寧に作られた「能登産かぼちゃ」、香り高い「石川県産ゆず」の5つ。ひとつひとつを口にすると、それぞれの味の違いを楽しめます。
石川県の風土を感じる素材を使って作られた「福うさぎ」は、お土産はもちろん、手土産や贈答品としても人気です。上品でまろやかな甘さの餡は、ふんわり・もっちりした生地と好相性。
「福うさぎ」は、金沢駅の金沢百番街あんと内の百番街店で購入できます。個包装になっているので、お土産として配りやすいのも魅力です。
4-7. 加賀麩不室屋「ふやき御汁 宝の麩」
写真提供:株式会社 加賀麩不室屋
慶応元年(1865年)創業の麩の老舗『加賀麩不室屋』が扱う、金沢の美味しさと遊び心を込めた、彩り豊かなお吸いもの「ふやき御汁 宝の麩」も金沢のお土産におすすめです。
手のひらサイズの可愛らしいふやきには、色鮮やかな麩やたっぷりの野菜が入っていて、お湯を注ぐとその具材が続々と出てきます。まるで宝箱から次々とプレゼントが出てくるようなその様子は、見ているだけで楽しくなります。
本格的な味わいのお吸い物は、ラインナップも豊富。おすましのほか、加賀みそや赤だし、白みそ、コンソメスープなどが揃っています。食べるたびに違う味を選べば、日々の食卓に楽しみが増えそうです。
ちょっとしたお土産に1つから購入できるのも嬉しいところ。「ふやき御汁 宝の麩」は、金沢駅百番街あんとの金沢百番街店で購入できます。
4-8. ぶった農産「こんか漬」
写真提供:株式会社ぶった農産
日本海の新鮮な魚を長く保存するために生まれた「こんか漬」。冷蔵や冷凍の手段がない300年以上前の江戸時代中期から愛されてきた北陸の郷土食で、塩漬けした魚を米ぬかと糀で漬け込み、熟成させたものです。
サバやブリ、ふぐ、イワシといった魚のタンパク質を糀の酵素の力で分解し、旨味をたっぷり感じられる味わいに仕上げています。その「こんか漬」を1~2人前ずつスライスして食べきりサイズにパッケージした「NoKA」シリーズは、金沢のお土産にもピッタリ。おしゃれなパッケージも喜ばれそうです。
『ぶった農産』の店舗は、金沢駅の金沢百番街あんと内にあります。お酒のおつまみとしてはもちろん、ごはんのお供にもおすすめです。
5. まとめ
ここまで、金沢の魅力から観光スポット、おすすめのお土産についてご紹介しました。
旅先でのお土産選びは、旅の楽しみの一つであるものの、相手のことはもちろん、渡すタイミングやシーンなど、意外と気をつかうことが多いものです。特に金沢は名産やグルメが多く、選ぶのも大変かもしれません。
今回ご紹介したお土産は、金沢ならではのものも多いので多くの人に喜ばれるのではないでしょうか。また、金沢駅で買えるので、迷ったときは一度お店に訪れて、見てみてはいかがでしょう。
もちろん、今回ご紹介した以外にも、金沢を感じられる品物はたくさんあります。色んな品物があるので、お土産としてだけでなく自分用としても、旅行の間に気になったものを見つけながら、金沢旅行を楽しんでくださいね。