都心からアクセスしやすく、世界遺産に認定された「日光の社寺」をはじめとする観光スポットや温泉があちこちに点在する栃木。自然の宝庫でもあり、中禅寺湖や龍王峡、華厳滝など数々の絶景スポットも多いことで知られています。
今回はそんな栃木で、ぜひとも秋に訪れてほしい紅葉スポットとともに、おすすめの宿を厳選してご紹介します。今年の紅葉シーズンはどこに行こうか迷っている方は、ぜひ参考にしてください。
1. 栃木の特徴と歴史
栃木は、関東地方の北部を指す北関東と呼ばれる地域のひとつで、宇都宮市を県庁所在地とする内陸県です。特に日光や那須といったエリアは都心から近い観光地として人気が高く、世界遺産の「日光の社寺」をはじめとする歴史的・文化的な建物や温泉が数多くあることで知られています。
周辺には奥羽山脈や日光連山など標高1,500~2,500mほどの急峻な山岳が連なり、「中禅寺湖」や「華厳滝」など豊かな自然を満喫できるスポットが多いのも特徴のひとつ。生産量日本一のいちごや“とちぎ和牛”、湯葉などの特産品のほか、ユネスコ無形文化遺産に認定された結城紬(ゆうきつむぎ)や益子焼(ましこやき)など伝統工芸にも恵まれています。
なお、栃木の人気観光エリア・日光は、江戸時代の将軍・徳川家康を御祭神に祀った「日光東照宮」が建てられたことで江戸幕府の聖地とされてきた町です。日光をはじめ、栃木県内には今も風情ある街並みがあちこちに残されています。
2. 栃木の魅力とは
栃木は温泉や観光スポットが数多くあり、グルメも豊富で観光地として非常に魅力的な県です。ここではそんな栃木の魅力について詳しくご説明します。
3. ジャンルを問わず様々な観光スポットが多く、都心からアクセスもしやすい
栃木の魅力は、温泉・歴史・自然・テーマパークと様々なジャンルの観光スポットが豊富なところ。特に温泉に関しては県内の源泉数が約600と関東のなかでもトップクラスで、鬼怒川温泉や那須温泉、湯西川温泉など有名な温泉地の宝庫でもあり、たくさんの候補先から選べます。
歴史に関するスポットで代表的なのは日光東照宮ですが、「蔵の街」として知られる栃木市では江戸時代の建造物が今でも残されており、風情ある街並みを楽しむことができます。
なお、栃木は大きく分けて5つのエリアに分けることができ、それぞれに違った魅力がありますよ。各エリアの特徴は以下の通りです。
【日光エリア】
世界遺産である「日光の社寺」をはじめ、有名な観光スポットが多い、最も人気の観光エリア。中禅寺湖・華厳滝・戦場ヶ原など豊かな自然スポットや、鬼怒川温泉・湯西川温泉など数々の温泉地が集まります。
【那須エリア】
「那須ハイランドパーク」や「那須どうぶつ王国」など、親子で楽しめるテーマパークが多く点在。また、那須温泉や塩原温泉など温泉も多く、A5ランク黒毛和牛の与一和牛や漁獲高日本一の鮎料理などのグルメも魅力的です。
【県央エリア】
「八幡山公園」をはじめとする桜の名所や、ロケ地としてもたびたび使われる「若山農場」の竹林などフォトジェニックなスポットが多く存在します。また、宇都宮餃子や黒チャーハンといったご当地グルメも有名です。
【県南エリア】
日本で最も古い学校といわれる「史跡足利学校」をはじめ、歴史文化遺産が多いエリア。「蔵の街」として知られる栃木市があり、ラムサール条約湿地に登録された「渡良瀬遊水地」では、特別天然記念物のコウノトリを見ることができます。
【県東エリア】
いちごの生産量日本一を誇るエリア。益子焼の産地である益子町はこちらエリアにあり、春と秋に開催される「益子焼の陶器市」では毎年県外からも多くの人が訪れます。
また、栃木はこれだけ自然の宝庫でありながら都心からアクセスしやすいところも魅力のひとつ。東京からはJR宇都宮線や東北新幹線、東武鉄道が通っており、東武特急リバティを使えば「浅草~東武日光」まで乗り換えなしで約2時間で到着します。
4. 秋におすすめ!栃木周辺でおすすめの紅葉スポット
温泉や自然豊かな観光地に恵まれた栃木はいつ訪れても美しい景色を楽しめますが、秋の紅葉はまた格別です。
ここでは、栃木の人気観光エリアである奥日光・中禅寺湖・湯西川温泉・鬼怒川・川治温泉の5つのエリアのなかからそれぞれおすすめの紅葉スポットを厳選してご紹介します。今がベストシーズンの紅葉を楽しむなら、要チェックですよ。
4-1. 竜頭ノ滝
中禅寺湖に注ぐ湯川にある『竜頭ノ滝(りゅうずのたき)』は、奥日光三名瀑のひとつ。長さ約210mの急斜面を勢いよく流れ落ちる滝で、幅10mほどの階段状の岩場に流れ落ちた後は大きな岩によって2つに分かれます。その様子が竜の頭の形に似ていることから、この名がついたのだそう。
こちらは奥日光で最も早く紅葉が訪れるといわれており、9月下旬から木々が色付き始めます。滝を抱くようにモミジやシナノキなどが生い茂る景色は、息をのむような美しさですよ。
特に、紅葉に彩られた滝つぼがよく見える観瀑台は絶好のロケーションです。滝の横には散策路があるので、歩きながら紅葉を楽しむのもよいでしょう。
- 住所
- 〒321-1661 栃木県日光市中宮祠
- 最寄駅などからのアクセス
- JR日光駅または東武日光駅から東武バス・湯元温泉行に乗車し約1時間5分。「竜頭の滝」バス停下車後、徒歩2分
- 電話番号
- 0288-22-1525(日光市観光協会)
- その他備考など
- 駐車場あり
4-2. 中禅寺湖
周囲約25km、最大水深約163m、海抜高度約1,269mと、栃木県最大の湖にして“日本一標高の高い湖”としても知られる『中禅寺湖』。湖のすぐ北側には雄大な男体山が聳え立ち、その景観のよさから明治~昭和初期は外交官達のリゾート地として人気を集めました。
毎年10月下旬頃になると見頃を迎え、赤や黄色に色付く木々と湖とのコントラストが美しい景色を楽しめます。なかでも湖の南側に細長く突き出した八丁出島は、紅葉の名所としても有名です。
紅葉シーズンには「紅葉廻り」の遊覧船が運行されるので、水上からの景色を楽しむのもおすすめ。また、中禅寺湖スカイライン終点の駐車場から歩いて行く半月山展望台からは、中禅寺湖や男体山のパノラマを眺めることができます。
- 住所
- 〒321-1661 栃木県日光市中宮祠
- 最寄駅などからのアクセス
- 東武日光駅から東武バス・湯元温泉行に乗車し約55分。「船の駅中禅寺」バス停下車すぐ
- 電話番号
- 0288-22-1525(日光市観光協会)
4-3. 平家の里
平家落人伝説の地・湯西川温泉にある『平家の里』は、紅葉スポットとしても知られています。ここは源平の戦いに敗れた落人達の生き様や生活様式を保存継承するため、当時の様子を再現した民俗村です。
入り口の冠木門をくぐると茅葺き屋根の家屋が並びます。平安時代にタイムスリップしたかのような光景が広がっており、赤く色付いたモミジやクヌギなどが情緒溢れる村の景色に見事に調和しているのも見どころのひとつ。
なかでも一際美しいといわれる「よろず贖どころ」の紅葉や、駐車場脇にある樹齢800年の「平清盛公御神木」周辺の紅葉は写真映えも抜群です。敷地内には平家に関する資料館や、名物の“おしるこ”や“栃もち”などが頂ける甘味処もあります。
- 住所
- 〒321-2601 栃木県日光市湯西川温泉1042
- 最寄駅などからのアクセス
- 湯西川温泉駅から日光交通バス・湯西川温泉行に乗車し約20分。終点「湯西川温泉」バス下車すぐ
- 電話番号
- 0288-98-0126
- 営業時間
- 8:30~17:00(9~11月 9:00~16:30/12~3月 9:00~16:00)
- 定休日
- 無休
- 料金
- 大人(高校生以上)510円、子供(小・中学生)250円、小学生未満無料
4-4. 日塩もみじライン
秋晴れの空と紅葉をドライブで楽しむなら、鬼怒川温泉と塩原温泉を結ぶ『日塩(にちえん)もみじライン』がおすすめ。
標高約1,000mにある全長約28.5kmの観光道路で、道路沿いにはモミジやカエデ、ブナ、カツラなど様々な木々があり、10月中旬〜11月上旬になると辺り一面が鮮やかな赤・橙・黄色に染まって見事な紅葉の景色を見ることができます。
道の途中には「太閤下ろしの滝」や「白滝」など見所スポットも多く、なかでも晴れた日には遠く富士山を望める「富士見台の展望台」はぜひとも立ち寄りたいところ。なお、2020年12月11日からは通行料金が無料となっています。
- 住所
- 〒321-1400 栃木県日光市
- 最寄駅などからのアクセス
- 日光宇都宮道路今市ICから国道121号を鬼怒川温泉方面へ車で約20km
- 電話番号
- 0288-22-1525(日光市観光協会)
4-5. 龍王峡
『龍王峡』は約3kmにも亘る火成岩が川の流れで浸食されてできた峡谷で、ゴツゴツとした巨岩とエメラルドグリーンの鬼怒川、赤や黄色の紅葉と神秘的な自然の造形美を楽しめます。
川治温泉と鬼怒川温泉の間に位置し、龍王峡駅を降りてすぐのところにあるのでアクセスしやすいところも魅力的。川治温泉からこの辺りまでは遊歩道が整備されており、ハイキングを楽しみたい方にもおすすめです。
「むささび橋」や「虹見の滝」といった見所スポットを回る一般的なルートなら約2kmのコースを1時間と、気軽にトライしやすいですよ。
- 住所
- 〒321-2521 栃木県日光市藤原
- 最寄駅などからのアクセス
- 龍王峡駅より徒歩約3分
- 電話番号
- 0288-76-4111(日光市藤原観光課)
5. 栃木周辺でおすすめの宿
ここからは、栃木周辺でおすすめの宿をご紹介します。前述したとおり、栃木県は関東でも屈指の温泉保有県で、有名な温泉地があちこちに存在します。
今回は奥日光・中善寺・湯西川温泉・鬼怒川温泉・川治温泉の5つの温泉地で特におすすめの宿をそれぞれピックアップしました。日常を忘れ、自然のなかでゆったりとしたひとときを過ごしたい時は、ぜひ参考にしてみてください。
5-1. 【奥日光】奥日光ホテル四季彩
『奥日光ホテル四季彩』は、日光国立公園の大自然に囲まれた和のヒーリングリゾート。窓の外には緑豊かな森が広がっており、野鳥のさえずりや四季折々の景色を楽しめます。
露天風呂はもちろん、四方を窓で囲まれている大浴場からも絵画のような景色が一望でき、自然を間近に感じられるでしょう。
湯元から引いた硫黄泉は肌表面の古い角質を落とす「美肌の湯」として知られ、特に女性に人気です。お湯の色がエメラルドグリーンから乳白色に変化する様子はとても神秘的で、優雅な気分に浸れますよ。
また、地元食材を使用し、出汁にこだわって作られる会席料理も自慢のポイントです。
- 住所
- 〒321-1661 栃木県日光市中宮祠2485
- アクセス
- 【車】日光宇都宮道路清滝ICより県道120号線を約17km、約25分
【公共交通】東武日光駅から東武バスに乗り換え、「中禅寺温泉」下車(所要時間約45分。送迎あり)
5-2. 【中禅寺温泉】中禅寺金谷ホテル
中禅寺湖畔にたたずむ、カナディアンテイストの洋館リゾート『中禅寺金谷ホテル』。
建物全体が木の温もりを感じられる造りになっており、ゆったりとしたひとときを過ごせます。
全ての客室にバルコニーやウッドデッキが備えられているので、奥日光の景色を存分に楽しめますよ。湯元から湧き出る硫黄泉を引いており、内湯・外湯ともに掛け流しの温泉で疲れを癒せます。
1階のダイニングルームは、朝食・ランチ・喫茶・ディナーとそれぞれの時間帯で利用可能です。明治時代から本格的な洋食を提供し続けてきた「金谷ホテル」の伝統の味をぜひ味わってみてください。
- 住所
- 〒321-1661 栃木県日光市中宮祠2482
- アクセス
- 【車】日光宇都宮有料道路清滝ICから国道120号線を約17km、約25分
【公共交通】東武日光駅から東武バス・湯元温泉行きで「中禅寺金谷ホテル前」下車し、徒歩約5分
5-3. 【湯西川温泉】彩り湯かしき花と華
浅草から特急リバティを利用して約2時間半と、抜群のアクセスしやすさが魅力の『彩り湯かしき花と華』。
客室は趣が異なる4つの館で構成されており、それぞれの客室で自然林や川のせせらぎなど湯西川の美しい自然を満喫できます。
2種類の露天風呂や大浴場のほか、岩風呂、檜風呂、サウナ、貸し切り風呂といった様々な浴場施設を完備しており、「美肌の湯」として知られる高アルカリ温泉は、冷え性や疲労回復等にも効果的です。
囲炉裏を囲む「平家お狩場焼」、彩り華やかな「湯西川平家懐石」、目の前で調理してくれる「鉄板焼会席」と、異なる食事スタイルから選べるのもこの旅館ならではの特徴です。
- 住所
- 〒321-2601 栃木県日光市湯西川601
- アクセス
- 【車】日光宇都宮道路今市ICより国道121号線を約42.5km、約60分
【公共交通】湯西川温泉駅より車にて約15分。または湯西川温泉行バスにて約20分
5-4. 【鬼怒川温泉】ホテルサンシャイン鬼怒川
鬼怒川温泉駅から徒歩約10分とアクセスしやすく、鬼怒川の人気観光スポット「鬼怒楯岩大吊橋」のすぐ側に建つ『ホテルサンシャイン鬼怒川』。
地上14階、117室の客室をもつ大型温泉旅館で、足湯カフェやカラオケルームなどのパブリック施設も充実しています。
雄大な山々と鬼怒川に囲まれた自然豊かな場所にあり、特に露天風呂からの眺めは最高です。また、女性用のパウダールームには美顔器やイオンドライヤーなどが設置されているのも嬉しいところ。
旬の地元食材を使った料理は、バイキング・半個室・部屋食からお好きなスタイルを選べます。部屋タイプもスタンダードのほかにレディースルームやキッズルームといった6つのタイプから選べるので、家族連れや女子旅の方にもおすすめです。
- 住所
- 〒321-2522 栃木県日光市鬼怒川温泉大原1437-1
- アクセス
- 【車】日光宇都宮道今市ICより国道121号線を約13km、約25分
【公共交通】鬼怒川温泉駅より東武ダイヤルバス各ホテル行き約5分(または徒歩約10分)
5-5. 【川治温泉】湯けむりの里 柏屋
大正15年に創業した老舗温泉旅館『湯けむりの里 柏屋』は、鬼怒川と男鹿川が合流する立地にあり、川治温泉のなかでも随一の景観が魅力です。
敷地内には四季折々の変化に富んだ庭園や、鬼怒川の流れを楽しめる展望台付き足湯があり、自然の美しさを間近に感じることができます。夜間は周辺がライトアップされるので、より幻想的な景色を楽しめますよ。
温泉は無色透明の単純泉で、熱すぎず柔らかい泉質が特徴。筋肉痛や疲労回復などに効果的です。露天風呂や大浴場のほか、家族連れやグループでの利用におすすめの貸し切り露天風呂付浴場もあり、いずれも鬼怒川の絶景を一望できます。
- 住所
- 〒321-2612 栃木県日光市川治温泉高原62
- アクセス
- 【車】日光宇都宮道今市ICより国道121号線を約23km、約35分
【公共交通】川治湯元駅より車で約4分、徒歩約15分
6. まとめ
今回は、栃木周辺でおすすめの紅葉スポットとともに、5つの温泉地のなかでも特におすすめの宿を厳選してご紹介しました。
自然を満喫できるスポットが多い栃木は、秋の紅葉を楽しむのにうってつけ。今が見頃を迎える紅葉を、ぜひ巡ってみてはいかがでしょうか?
今回ご紹介したスポットは、いずれも人気の観光エリアにあり、アクセスもしやすいですよ。帰りは温泉宿に泊まって、眺めのよい露天風呂や美味しい料理で旅の疲れを癒しましょう。
この記事を書いた人
東武トップツアーズ編集部
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